2006年9月13日(水)15:03

プローディ伊首相は「短縮版」EU憲法を主張

パリ(AP)

イタリアのロマーノ・プローディ首相は水曜日、昨年来批准が滞っているEU憲法の代わりに、短縮版のEU憲法を策定するよう主張した。新たな憲法条約は「中心的な原則」のみを定めると首相はフランスの『ルモンド』紙に述べた。前欧州委員長のプローディ首相は、来年春のフランスの大統領選挙まではEU改革論議の活性化は不可能と見ているが、ローマ条約調印50周年を機に憲法論議の仕切り直しが可能との見解も表明した。欧州経済共同体の設立を定めたローマ条約は1957年3月25日に調印された。「私の考えでは憲法プロジェクトの再活性化は可能であるが、きわめて簡素化した形に限られる」。とりわけ必要なのはEUの決定能力の強化である。すでに拡大以前に不可能になっている全会一致の規定は、25ヶ国からもうじき27ヶ国に拡大しようとしている状況では「完全な阻害要因」になる、とプローディ首相は同紙に語った。

原題:Prodi will ≪vereinfachte≫ EU-Verfassung




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